これまでは、予想しやすい、勝ちやすい競艇場(ボートレース場)を紹介していきましたが、これからは予想が難しい競艇場を紹介していきます。
風などの気象により、データ収集が不可欠となっています。
季節風が静水面を一転させる:浜名湖競艇場
浜名湖競艇場(ボートレース浜名湖)は乗りやすい汽水でコース面積も広く、全速のスピード戦が多い水面だけども、南北に吹き抜ける季節風で追い風・向かい風ともに強くなりやすいです。
この季節風がイン勝率を下げる要因となっており、夏と冬で風向き、レース展開が変わるので注意が必要です。
- 夏・向かい風:ダッシュ勢が有利でまくりが決まりやすい
- 冬・追い風:5m以内はイン逃げが決まりやすい・5m以上は2コース差しが決まりやすい
ただし、風の影響が少ないのであればインが最も信頼できる競艇場となっています。
そのため、予想する際には気象情報を確実にチェックするといいでしょう。
伊勢湾からの風がポイント:常滑競艇場
常滑競艇場(ボートレース常滑)は、伊勢湾からの季節風が予想を難しくさせています。
基本的には、全ての季節で1コース1着率が57%ほどと全国平均より高くなっています。
ですが、冬は向かい風、夏は追い風が強く吹き抜け、イン逃げの失敗やフライングが多々見られるというのが大きな特徴です。
季節による風の特徴は以下の通りです。
- 春:最も風向きが変わりやすい時期
- 夏:最も風が安定して落ち着いている時期
- 秋:春ほどではないが、風向きが変わりやすい時期
- 冬:季節風が強く吹く時期
「追い風はイン有利・向かい風はアウト有利」がセオリーに従い、特に強い向かい風が多い秋から冬にかけてはアウトコースに注目するといいでしょう。